株式会社熊谷組 コーポレートコミュニケーション部
古田島 里枝

■社会貢献活動の必要性

企業活動を取り巻く社会課題は、企業をはじめとするあらゆる組織が取り組まなくては解決できない、待ったなしの問題ばかりです。不安定な経済情勢の中、企業を取り巻く状況が厳しさを増す一方で、企業の社会的責任に対する関心は一層高まりつつあります。企業には利益を追求するだけでなく、環境への配慮、地域社会への貢献が求められていると認識しています。

熊谷組は経営理念にある通り、「自然との調和のとれた人間活動の場の構築」を実現し、持続可能な社会への貢献を果たし、さらにステークホルダーの皆様から信頼される企業を目指して、環境保全活動や地域の活性化などの社会貢献活動に取り組んでまいりました。

■熊谷組スマイルプロジェクト

熊谷組は2019年5月より、独自の社会貢献活動プラットフォーム「熊谷組スマイルプロジェクト」を運用しています。これは、マッチングギフトの仕組みを応用したのもので、社員一人ひとりの取り組みをより大きな社会貢献へとつなげることを目的としています。事業所や部署など地域で行う社会貢献活動に参加した社員数を集計し、年度ごとの累計人数に応じた社会貢献費を当社が拠出します。

2021年度は997名の社員が、環境・教育・福祉・地域への貢献などの分野で86件の活動を行い、当社は2022年度に1,409万円の社会貢献費を拠出しました。拠出金は、当社独自の社会貢献活動であるKUMAGAI STAR PROJECT（表紙の写真参照）の活動、自然災害発生時の義援金のほか、社会課題に取り組む団体への支援などに充当しています。また2021年度はウクライナおよび避難先において生活が困難な状況にある方々への人道支援として国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）を通じて150万円の寄付を行いました。

※ 社会貢献活動に参加した社員１名につき、１ポイントがプラットフォームに付与されます。１ポイントは１万円として社会貢献費に換算されます。
※「熊谷組スマイルプロジェクト」の名称は、人々が集い、ふれ合いながら安心して心豊かに暮らすことのできる場所をつくり、支えていきたいという思いを込め、その活動に携わった人たちが笑顔になる取り組みとなるようにという願いを込めてつけられました。

■主な取組み

■団体への支援

熊谷組は持続可能な社会の形成のために活動している団体に支援しています。2021年度に引き続き、2022年度も以下の団体を支援しています。