私たちの思い
「土木と市民社会をつなぐフォーラム」は、NPO法人のシビルNPO連携プラットフォーム(CNCP)と、土木学会のシビルNPO推進小委員会と、この活動に賛同された他の団体・組織の方々で構成する、どこにも属さないバーチャルな集まりです。
私たちは、次のような社会になればいいなぁと考えています。
■市民が、土木のことを知っていて、(概ね)わかってくれる世の中にしたい。
■土木が、実施することについて、市民も意見を言い、それが反映されるような状況を作っていきたい。
■土木のファンがいる、土木で働きたい人がいる、そのような状況が継続するようにしたい。
そして、フォーラムは、個々の社会課題の解決に、直接、取り組むのではなく、
■取り組んでいる人たちを「つなぐ」
■取り組んでいる人たちと市民を「つなぐ」
ことで「仲間」と連携・協働していきます。
フォーラムのロゴマーク
フォーラムのロゴマークを作りました。
CNCP通信VOL.98/2022.6には、下表のA案の原型が載っていましたが、さらに、シンプルに、また多くの仲間がつながるイメージにと、A案→B案→C案と発展しました。
この他の案もあり、合計9案から選定し、このロゴマークに決定しました。
フォーラムの母体
シビルNPO連携プラットフォーム(CNCP)は、2014年の「土木学会創立100周年記念事業」の1つとして、しかし土木学会の外の市民団体として生まれました。
併せて、土木学会は、CNCPとつないで連携・協働を推進させる目的で、土木学会の「教育企画・人材育成委員会」に「シビルNPO推進小委員会(初代委員長:駒田智久氏)」を設置しました。
CNCPとこの小委員会には、2つの思いがありました。
1つは、土木技術者(シビル・エンジニア)のOBが、NPO等の大小様々な団体で、社会課題の解決に取り組んでいましたが、それらの連携を強め、NPO活動を推進すること。
もう1つは、土木と市民の間にあるかい離を縮めること。土木は、資源が少なく自然災害が多い日本の、経済力と市民生活の向上に欠かせない社会資本整備を、戦後の復興から欧米に追い付け追い越せと、「産官学」がスクラムを組んで進めてきました。しかし、このスクラムに「市民」が入っていなかったために、情報と価値観の共有が不足し、市民・国民のための社会資本整備でありながら敵対関係になったこともありました。その様な「かい離」を縮めるために、土木と市民社会をつなぐことです。