土木と市民社会をつなぐフォーラム&土木学会インフラパートナーG 幹事長
ビルNPO連携プラットフォーム 常務理事&事務局長
(メトロ設計 取締役)
田中 努

■土木学会全国大会ポスターセッションへの投稿
昨年度、私たち、土木広報センターの「インフラパートナー・グループ」のインタビューに応じてくださった7団体と、インフラパートナー制度をより効果的にするための意見交換をしました。
その中で、土木学会とインフラパートナーが「双方の活動の広報」に関して連携するという、「合意書」にある基本事項の具体化として、①各支部持ち回りの全国大会のポスターセッションで紹介しよう、②土木学会の会員にもインフラパートナー制度の存在を周知しよう・・という意見がありました。
上記の①は、インフラパートナーである西部支部の「噂の土木応援チーム デミーとマツ」が、今回の全国大会の実行委員だったこともあり、まず、今年の熊本大会でトライしてみようとなりました。
②は、自治体主導で市民との協働を始めたときに、自治体の出先窓口の職員が内容を熟知していないために、上手く展開できなかったという経験から出た話ですが、私自身、土木学会の調査研究部門の委員会活動で長年毎月1~2回学会に来ていたのに、上司に誘われてCNCPに関わる活動に参加するまで、土木広報センターの存在すら知らなかったのですから、さもあらん・・と思いました。特に、「合意書」にある「双方の活動に資する情報交換」としては、インフラバートナーが土木学会と連携する大きなメリット・期待にアカデミズムの視点からの助言や支援があると思います。しかし、これは、主に、調査研究部門の委員会の協力が不可欠ですから、その委員たちがこの制度を知っていないと・・と思います。
■ポスターの内容
ポスターセッションは、バスターミナルに隣接した、便利できれいな「熊本城ホール」で行われ、下の写真のように、終日多くの来場者がありました。
ポスターには、「土木学会5カ年計画2020」の1つとして家田会長が制定された「インフラパートナー制度」の存在と、インフラパートナー18団体の名称・所在地・QRコードを紹介しました(次ページ参照)。リーフレットも用意して、持ち帰れるようにしました。
しかし、私たちのポスターは、調査研究の成果発表ではないので異質で(笑)、皆さん、チラッと見てくれますが、残念ながら、近づいて見てくれる方は、極、僅かでした。



