NPO法人地域インフラ研究会 理事長
髙橋 邦夫

NPO法人地域インフラ研究会は、市民と行政のパートナーシップを構築しながら、「地域の人々が心から望むまちづくり」を共に考える場を提供するとともに、それらを形にすべく、企画・構想からマネジメントまでを支援する団体として2003年に法人設立・設置しました。
当会には県内外で活動している土木、建築、UDなどの専門性を持った者が所属しており、地域住民の想いを形にしたり、従来、行政が行ってきた企画調査・計画を行うなど、地域マネジメントという観点から総合的・効果的に取り組んでいくことを目指して活動しています。
これまでの主な活動の紹介
◆水辺劇場都市“にいがた”構想の提案 ~新潟はもっと楽しくなる・もっと好きになる~◆
本構想は、新潟都心部を流れる大河「信濃川」、そこを横架する国指定重要文化財「萬代橋」などの既存資源の活用や新たな資源の創出など、新潟市中心部が魅力的なまちとなるべく取り組んでいます。
ここでは一部エリアを「水辺劇場都市・水辺ゾーン」と名付け、信濃川河口等から流れてくる海風、市街地や緑陰空間における温熱・風環境、利用者ニーズ把握等の調査を実施し、この結果を踏まえながら構想策定に向けて検討を重ねています。検討では、平成17・18年のファーマーズマーケット社会実験、平成28年から実施したミズベリング信濃川やすらぎ堤での調査、新潟工科大学富永研究室と連携して実施した温熱・風環境のCFD解析によるシミュレーション、平成24年には「第14回まちの活性化・都市デザイン競技」に応募して新潟市長賞を受賞するなど各種活動を通じて得た知見を参考にしながら取り組んでいます。

現在の主な活動の紹介
◆2050年における新潟市中心部のまちづくりを描く◆
当会が「水辺劇場都市“にいがた”構想」に着手してからは、国内外を取り巻く社会経済情勢はコロナ禍も経て大きく変化しており、国内では地方都市を取り巻く環境は厳しさを増しています。
このような状況だからこそ地元である新潟において子どもや高齢者など多様な人が暮らしやすいまちとなるように2050年のあるべき姿を「水辺劇場都市“にいがた”構想」として策定すべく、磨きをかけているところです。
現在は、各種取り組みの基盤となる自然災害への対応、カーボンニュートラルの推進、ニューモビリティ導入による公共交通網の補完・維持のほか、体験型賑わい作り、地産地消などを検討しており、今後は科学的な知見も加えながら取り組みたいと考えているところです。

今後の予定
◆広範な情報発信◆
2050年のあるべき姿を示す「水辺劇場都市“にいがた”構想」策定では、目まぐるしいスピードで変化している情勢を意識しながら、これまでの検討結果についても必要に応じて検証・見直しを行うことが重要であると考えています。
今後は、国内外の他都市と差別化が図れる‘新潟らしさ’を模索しながら構想の視覚的なイメージ化も含めた検討を進め、さらなる新潟の魅力を提供できる「水辺劇場都市 “にいがた”構想」を広く発信したいと考えています。

NPO法人地域インフラ研究会ホームページ : http://www.t-infra.or.jp |