地域づくりの事例 ~近畿~

地域づくりの事例 ~近畿~地域づくりの事例 ~近畿~

下記の事例は、研究会のメンバーが公表されている情報サイトから収集し、これからの地域づくりの参考となると考えた良い事例の一部です。その数は、全国で進められている事例の一部に過ぎないため、「参考資料」の他団体の地域づくりの事例を掲載している情報サイトも、あわせてご活用ください。

近畿地方(三重県/滋賀県/京都/大阪/兵庫県/奈良県/和歌山県)の事例です。

240101_三重県/多気町
小さな町に年間350万人~オンリーワンの味わい

四季を感じるホテルや日本最大級の産直市場、薬草で有名な多気町にちなんだ薬草湯、和食の食材メーカーによる体験型店舗など、約70店舗が出店する複合商業施設。ナショナルチェーン店の出店や自動販売機の設置をゼロにしている。
●取り組み団体:大型商業施設「VISON」が描く地域活性化の新たな形
●関連情報:小さな町に年間350万人~オンリーワンの味わい

240201_三重県/いなべ市
SDGsに基づき緑を大切にする町 いなべ

学ぶ、住む、自転車、食べる、遊ぶ をキーワードに、市をあげてSDGsに取り組むいなべ市、いなべ版地方創生「グリーンクリエイティブいなべ」を掲げ、いなべの豊かな自然、里山、農産品等の地域特有の緑の資源を、都会的なものに磨き上げていく感性により人々を魅了する町を目指す。
●取り組み団体:いなべ市の魅力
●関連情報:株式会社モリサワとの連携(SDGs連携)

250101_滋賀県/東近江市/五個荘金堂町
近江商人を感じさせる重伝建地区農村集落のまちづくり

五個荘金堂には農家住宅や近江商人本宅がたち並ぶ。「金堂まちなみ保存会」は町並み保存の啓発や次世代への継承活動を行うと共に、金堂まちなみ保存交流館において、道路河川の清掃、錦鯉の補充、「ぶらりまちかど美術館・博物館」協賛、金堂まち探検など様々な企画を開催している
●取り組み団体:金堂まちなみ保存会
●関連情報:重要伝統的建造物群保存地区選定

250102_滋賀県/東近江市/中心市街地
中心市街地に残る旧商家を街並みに合わせて再生活用

古民家(旧商家)を改修しテナント店舗として再生し、地場産品を活用した飲食店や地域のものづくり事業者の販売拠点、子育て世代が子どもを遊ばせながら集える拠点として活用。市内の工芸作家やアーティストなどと連携しにぎわい創出拠点として定期的なイベントを行う。
●取り組み団体:一般社団法人八日市まちづくり公社
●関連情報:令和元年度版地方創生関係交付金の活用事例集P67-68

250201_滋賀県/長浜市/旧市街
地域の特色を生かした賑わいの創出

黒漆喰を用いた「黒壁」と呼ばれる建造物に代表される歴史のある街並みを生かしつつ、ガラス工芸を中心として、長浜の歴史、自然、街並みを楽しめるような街づくりを進めた結果、多くの来街者が集まる賑わいを創出。
●取り組み団体:黒壁 – 滋賀県長浜市 ガラスの街「黒壁スクエア」
●関連情報:㈱黒壁 会社概要

280101_兵庫県/たつの市/龍野町地区
伝統的建造物群を保存しながら、繋がりを広げ関係人口を増加させる取り組み

たつの市は風土が生み出した手延素麺や醤油醸造、皮革産業など地場産業を発展させてきた。同法人はまちの文化を継承する活動を続け「ムカシミライ」の考え方を拡げ人材の交流やネットワークを形成することを目的に「ムカシミライ学校」を開設した。
●取り組み団体:NPO法人ひとまちあーと
●関連情報:NPO法人ひとまちあーと前代表理事畑本康介 氏インタビュー

280201_兵庫県/淡路市
企業の投資による観光と農業の島

2008年、日本の農業の活性化と独立就農支援に向けて「パソナチャレンジファームin淡路」をスタート。以来、「人材誘致」による独自の地方創生事業を推進し、現在は多数の飲食・観光施設、様々なイベントや人材育成プログラム等を通じて、“人が集まる仕組みづくり”を進めている。
●取り組み団体:パソナグループ
●関連情報:淡路地域ビジョン2050

290101_奈良県/明日香村・橿原市・高取町・桜井市・宇陀市・下市町
「民家ステイ」から始まる地域イノベーションの推進

「日本はじまりの地」である飛鳥エリア。このエリアにおいて、地元在住の人と触れ合う民体験型教育旅行『民家ステイ』事業や『里ぶら』事業を通じて、ホストファミリーと交流を深め、人との関わり方、心と心の触れ合いを学び、交流人口だけでなく関係人口の増加促進に繋げている。
●取り組み団体:(一社)大和飛鳥ニューツーリズム
●関連情報:「民家ステイ」から始まる 地域イノベーションの推進 – 全国町村会

290201_奈良県/川上村
吉野川紀の川源流物語により地域の自然や人を活かして流域をつなぐ

水源地の森の保全と流域や都市部との交流・連携活動を進めている。川上村の「川上宣言」や豊かな自然などの地域資源を教材化するESD(持続可能な開発のための教育)を推進。行政や住民が一緒に地域を見直す機会として実践し、子供たちにも水源環境を守ることの呼びかけ。
●取り組み団体:公益財団法人 吉野川紀の川源流物語
●関連情報:ふるさとづくり大賞(令和5年度)p25-26

290202_奈良県/川上村
源流の役割を果たしながら、豊かな暮らしを築く

吉野川(紀ノ川)の源流に位置し、最源流部の原生林を購入し、緑の保全という緑のダムと大迫、大滝の二つのコンクリートダムとの共生を決意し、下流域と手を携えて水源を守る「川上宣言」を全国に向けて発出し、取り組みを行っている。
●取り組み団体:川上村
●関連情報:川上村

300101_和歌山県/白浜町
「空港型地方創生」におけるワーケーションの誘致

白浜の年間300万人以上の観光客は 74%が関西から 、夏季に集中し4割が日帰り客。同社は、特に「ワーケーション」の誘致に注力する戦略。地域コンシェルジュとして、地域事業者との連携による誘客の仕組み化や、受入体制を構築している。
●取り組み団体:(株)南紀白浜エアポート
●関連情報:南紀白浜空港を起点とした地域活性化ビジネスの実践